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このブログでは、院長からスタッフが、それぞれ日々の診療で感じたことや勉強会参加のこと、
そしてこの街で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

ちょっとした疑問

2013.11.11

こんにちは!スマイルプランさくら歯科クリニック院長の有田です。

11月に入り随分と肌寒くなりました。もうすぐまた紅葉の美しい季節がやってきますね!
僕はその時期になると、気分転換にふらっと神社やお寺に足を運びます。
季節ごとに違った美しさを見せてくれる自然は何よりの癒しになります!
皆様のおすすめの場所がありましたら、ぜひお教えくださいね♪

さて、今回のブログです。
最近は矯正の話ばかりを取り上げていたのですが、それでは興味のある方と無い方にかなり偏りが出てしまうのではないか。
ということで今回は僕の身近での疑問について紹介してみようかと思います。

僕のような仕事をしていると患者様はもちろん、自分の親や親戚、友人という身近な方からの質問を頂戴する機会がかなりあります。
驚かされるほど専門的な質問もあれば、ささいな疑問もありますが、僕にとってどうゆう知識を求められているかを知る大きなチャンスとなっております。

ではどういった内容であったかを少し紹介していきます。

まず、最近赤ちゃんが産まれた友人のお宅に行った時に友人に聞かれた事です。
両親と赤ちゃんは何歳まで同じ食器等を使わない方が良いのか?

もともと赤ちゃんのお口の中には虫歯菌がおらず、親や周りの大人からの口移しや食器の使い回しなどで
虫歯菌が赤ちゃんに移ってしまうというのはかなり知られている事実です。
そして、子供の時に虫歯菌の数が少なければ将来的にも虫歯になりにくいとも言われています。
そうなれば親御様としては、可愛いお子様に痛い思いや、怖い思いをさせたくないと思われるのは当然のことですね。
一体いつまで気をつけなければならないのか?

一般的には、2〜3歳までの間だと言われています。
ではなぜその時期なのか?

現在僕たちの口の中には無数の菌が存在しているのですが、(その数、数千億個!!)
その全てが虫歯を招くというわけではありません。
例に出して言えば、「レンサ球菌」という有名な善玉菌があります。
この菌は歯の表面を覆い尽くし他の病原菌が付着するのを妨げる作用がありますし、
この他にも様々な善玉菌や悪玉菌が口の中で存在し、うまくバランスをとって共存しているわけです。
そのバランスがある程度形成されるのが2〜3歳頃だと言われているのです。
つまりその時期まで虫歯菌が口腔内に入らなければ、他のたくさんの常在菌が虫歯菌の侵入、増加を少しでも食い止めてくれるということです。

しかし正直なところ、その時期まで赤ちゃんの口への虫歯菌の侵入を完全に食い止める事は不可能に近いのではないかと僕は思っています。
いかに完璧に消毒を行っていても思わぬ所で必ず落とし穴があると思います。
そして何より、僕には虫歯菌の侵入よりも親子間のスキンシップの方がはるかに大切のように思います。
現に、今僕は確実に虫歯菌を持っていますが、虫歯にはなっておりません。
それは清潔な口腔内環境を維持、または食生活を見直すことで誰もが可能な事なのです。
赤ちゃんを菌から守れる事は理想的ですが、簡単な事ではありません。
しかし虫歯から守る事は日頃の食生活や、ブラッシング習慣でより簡単に実現が可能になるのではないでしょうか。
よって、僕の個人的な意見としては虫歯菌についてはあまり気にしすぎる事も無いのではないかと思います。。

そしてもう一つ、これは歯科治療中の知人からの質問です。
親知らずを抜く時に、大学病院を紹介されたが他の医院では出来たのに、その先生には出来ないのは腕が悪いからなのか?
もしくは年配の先生だからか?

…この質問には正直僕も驚きました。笑
説明不足と言うのはここまでの不安を招くのかと。
しかしほとんどの方が気にされる事であるのは確かだと思います。
医師によって、治療の上手い•下手があるのかと言う事です。そしてそれについては、僕はもちろんあると思います。
僕らが見るとそれは一目で分かります。しかし、治療される側からみるとどうでしょうか?…おそらくかなりの確率で分からないと思います。
それは一概に痛いから下手、遅いから下手とまとめる事が出来ないからです。
しかし、ひとつ言える事は年配の先生だから下手だという事は決してないということです。
年配の先生でも尊敬すべき先生は山ほどいらしゃいます。
そして、この質問についてですが、おそらくですが大きな神経の近くにある親知らずの抜歯など、
先生がCTなど専門的な設備のある病院で分析、判断しなければ抜歯をするにはリスクがあるとお考えになったのではないでしょうか。
詳細が分からないので確かなことは僕にも言えません。
しかし知人にそのような不安を残した事に説明不足であったことは否めません。
高度な治療技術はもちろんですが、それ同様に患者様のご理解をしっかり得るということがいかに大切かをあらためて気づかされました。

僕たちにとって日常茶飯事の事でも、その方にとって初めての事であればそれは一大事なのです。
僕自身、歯科に携わる前には全くそれと同じ状況でした。
この仕事を長く続けているとその時のことを忘れてしまっていないか、また、患者様のささいな疑問や不安を
打ち消すような説明を出来ているのかと不安になるときもあります。
そのためにも、知識習得•スキルアップをはかる事はもちろん、初心を忘れる事無く患者様と向き合ってまいりたいと思います。
長くなりましたが、皆様も何か不安などがございましたらぜひ僕やスタッフに気軽にお声掛け下さいね!

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