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このブログでは、院長からスタッフが、それぞれ日々の診療で感じたことや勉強会参加のこと、
そしてこの街で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

虫歯の歴史

2013.12.11

こんにちは!

スマイルプランさくら歯科院長の有田です。
早いもので、もう12月に入りめっきり冬らしくなってきましね!
年末に向けて多忙を極める時期ではありますが、体調管理にはお気をつけ下さいね!

先日近くの神社に紅葉を見に行ってきました。やはり紅葉はいいですね♪
少し分かりにくいですが、携帯で写真を撮ったので載せておきます。

さて、今回のブログです。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」

ということで、今回は歯科医療とは切っても切れない、虫歯の歴史について少し書いてみようかと思います。

僕たちの仕事である「歯科治療」ですが、一口に歯科治療といっても、

虫歯治療、歯周外科、インプラント、補綴物、入れ歯の作製、歯列矯正、口腔ケアなどと多岐にわたります。

では、一体いつから人間はこんなに歯が悪いのでしょう?

皆様も一度は思われたことがあるのではないでしょうか。
動物達は歯磨きなんかしなくても平気そうだ。
なぜ、人間だけがここまでしなければならないのか。
虫歯だらけで、前歯などが抜け落ちている動物達を見たことがありますか?
その答えはおそらくNOだと思います。

僕は野生動物には虫歯がないと聞いたことがありますが、獣医師ではないので確かなことは分かりません。
しかし、たとえ虫歯があったとしても人間よりも進行が格段に遅い、または発症しにくいのは確かではないかと思います。
その理由は、やはり食べ物の違いです。
人間と動物の食生活の大きな違いは、人間は糖分を好み、火を使い、調理をするということです。

その歴史的な裏付けとして、約1万5千年程前の縄文時代以前に狩猟採集を生業としていた時代の人々の化石からは虫歯は発見されていません。
つまり化石からみて、人間にも本来虫歯はほぼ無かったのではないかと考えられているのです。
日本で虫歯が流行り始めたのは約1万年前の弥生時代以降だとされています。それは日本人が農耕生活を始め、米などの穀物を作り始めた頃です。
穀物を加熱調理して食すことで、軟質のデンプンが歯に付着、定着したことにより虫歯を招いたのです。

そしてその加熱調理により、やわらかい食べ物を好むようになったことが、現代人の顎が小さくなり、歯並びが悪くなり始めた原因だとも言われています。
その後、十六世紀以降に砂糖が世界中に流通し始めたことで、虫歯は爆発的に広がっていったようです。

簡単にまとめてみましたが、このように虫歯は文明の発達、人類の発展とともに作り上げられ、広がってしまった文明病なのです。
最近よく耳にする、生活習慣病などと同様に豊かさへの代償なのでしょう。

そして残念なことに、その豊かさは人間がペットとして飼っている動物達の食生活にも影響をきたし、最近ではペット達にも虫歯が広がりつつあるようです。
獣医師からは、ペットの歯磨きを!との指示も出始めているようですね。驚きました。
歯磨きが出来ない動物達の食の管理には十分に気をつけなければなりませんね!

とかく、虫歯は人類とともに長い歴史を歩み、長い間人々の悩みの種になってきたようです。
現代に至るまで人々は虫歯に大変な苦痛を味わわされてきたことでしょう。。

しかし現代では歯科医療も発達しており、患者様の意識改革さえ出来れば虫歯は容易に予防または進行を抑制できる病になっていると思います。
そして、たとえ歯を失ってしまったとしてもその補填が十分に出来るようになってきていると思っています。

僕たちの医院では定期的な検診をおすすめしていますが、検診によって虫歯に限らずあらゆる歯科疾患の再発防止や早期発見、患者様へのアドバイスやサポートをすることが出来ます。またそのような場と時間を設けていくことは歯科医院の義務であり、歯科治療の第一歩であると思います。
悪化すれば高くなる治療費も、早期に治してしまえば数十分の一の値段で済みますし、痛みもはるかに少なくて済みます。

今年も終盤にさしかかっていますが、しばらく検診をされていないという方は是非この機会に検診をされてみてはいかがでしょうか?
「今年の汚れは今年のうちに」ですよ!(^^)

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